【雲南旅行報告1(総合)】


●日程
 2000年7月上旬の8日間。

●旅費
 航空券 :無料券。(JD:日本エアシステム)
 現地費用:約1万3千円。(移動代、宿代、食費、観光費、空港使用料など)

●旅行ルート(空路は未使用)
 昆明〜景洪(西双版納を巡る)〜大理(古城、喜州などを巡る)〜昆明(石林などを巡る)

●為替レート
 1元=10角=約13円。

●中国の変化
 中国の変化は目覚ましいものがある。都市部を中心に急速にインフラが整っている。切符を買ったり、安宿を探したり、通常のルートを旅するぶんには、昔のように苦労することもなく、安く快適な旅ができる。山岳部やマイナーな地域では厳しいこともあるかもしれないが、道路状況はべつにして、交通網は発達しているので、アクセスに著しく支障をきたすことはないと思われる。観光化もかなり進んでいるが、英語の案内や通用度は相変わらずで、やはり漢字が最も有効なコミュニケーションの手段といえる。
 電化製品も行き届いており、通りの小さな店でも冷蔵庫があって、冷えたドリンクを飲むことができる。食堂でも冷えたビールが飲める。安い瓶ドリンクが姿を消し、ほとんどがペットボトルになっている。また、かなりの安宿でもテレビが備え付けられている。但し、クレジットカードはよほどの所でない限りまだまだ通用しない。

●物価
 安宿や移動費、日常物価に比べて、観光費は高めである。ただ、外国人料金がなくなりつつあるため、昔のように超破格というわけではなくなっている。以下に日常的なものの大雑把な料金を紹介する。(調べてまわったわけではない)
 ミネラル水600mlペットボトル(標準2元)
 ソフトドリンク500mlペットボトル(標準3.5元)
 ビール大瓶(3〜5元)
 宿:ドミ(10元〜)、ツイン(30元〜)、バストイレ付き(60元〜)
 普通バス(100キロ当たり約15〜20元)
 めん類(1元〜:標準3元)
 餃子、小籠包10個(2元〜:標準3元)
 肉まん(5角程度)
 焼きトウモロコシ(1元以下)
 荷物預け(2元程度)
 トイレ使用(標準2角)

●宿
 安宿はそこらじゅうにあるので選り好みしなければ探すのに困ることはない。ドミトリーで10元くらいからで、ツインのシングルユースで40元程度。バス・トイレ付きだと60元〜80元。真面目に探せばもっと安く泊まれるだろう。もう少しランクを上げてちょっと快適に、と考えるならば、返って探すのに手間取るかもしれない。さらにランクをあげると簡単に見つけることができる。

●旅行者
 中国人旅行者が大勢いる。日本人、欧米人旅行者はほとんど見かけず、昆明、大理(古城)、石林で数人に出会った程度。街中には旅行社が沢山あって、客引きも多く、いろんなツアーを出しているが、英語が通じる人はまずいない。外国人向けの旅行社もあるのかもしれないが、街角で普通には見かけなかった。

●交通
 バスでの都市間の移動は頻繁に出ていて、普通に切符も買えて、少しまえに行けば満席ということもないので、ずいぶん簡単に移動できるようになっている。バスに比べて列車の場合は本数が少なく切符の購入もやや手間取るが、昔と比べれば全然楽になっている。若干不便ではあるが列車はバスよりも快適である。
 山岳地帯や辺鄙な場所へもけっこうバスが出ているので、アクセスにそれほど困ることはない。但し、故障がそれなりにあるし、道も悪く、土砂崩れや崖崩れも起こるので、その点は留意する必要がある。



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