【1月16日(金曜)/4日目】



『まつまつさんは日本を発てたのか?』 No.10

 朝9時過ぎ、ユーフォリアへ行ってフロントに伝言を頼み、プールでのんびりスタンバイ。まつまつさんがバンコクから朝一で飛んで、このホテルへ直行すれば、現れるかもしれないからだ。律儀だなぁ。
 プールで泳いでいると、焼丸&SEA GULLさんがくる。すこしして、りん☆さんも登場。部屋をチェンジしてもらったそうだ。こんどの部屋はいい、と喜んでいる。四人してプールで遊ぶ。が、迷子隊はなかなか姿を見せない。
 しばらく経って、迷子隊がやってくる。まつまつさんから迷子隊の部屋に電話があったらしい。「予定通り朝一に飛んだけど、ビッグブッダビーチに宿をとった。リーさんの到着を待ってるから、昼までに行けないかもしれない」、とのこと。とりあえず、大雪のなか無事出発できて良かった。



『溺れる者はなんとやら?』 No.11

 みんなでビーチへ出て遊ぶ。日焼け止めを塗りたくり白々とした人も。ケバいキョンシーkikoちゃん、病人的ゾンビ焼丸さん、最強の師弟コンビだ。
IMAGE-DATA  りん☆さんと私はゴーグルを付けて泳ぎまわる。迷子隊は渚でちゃぷちゃぷ。もちろん、せんだ姫は泳げないから。でも、kikoちゃんは顔を水に浸けるわけにゃいかないらしい。焼丸&SEA GULLさんもあまり泳がず、ビーチで迷子隊と戯れる。特筆すべきは、姫の水着! とても泳げないとは考えられないほどスポーティで見事なものだ。
 焼丸さんと私で、金槌なせんだ姫に泳ぎを教えようと、手を引っ張って沖のほうへ進む。足が着かなくなって、溺れかける姫は、焼丸さんの首に思いっきりしがみつく。姫は背が高いから、彼女の足が届かないとなれば、焼丸さんももうギリギリ。私はもちっと余裕があったけど、焼丸さんはあやうく道連れに溺れるところだった。溺れる者は首をも絞める? なかなかいいリアクションだね、姫。



『女性の身支度の時間は?』 No.12

 12時を過ぎても、まつまつさんが来ないので、昼飯へ行くことに。迷子隊がちょっと着替えてくる、ということで、プールサイドで待つ。が、しばらく経っても戻ってこない。
「すこしって言ってたのに、なかなか来ないなぁ」と、SEA GULLさん、焼丸さん。
「交代でシャワー浴びたり、いろいろ身支度すれば、時間も相当かかるからね。そもそも、女性のちょっと、ってのを真に受けちゃいかんよ」
「すこしとか、いっぱいじゃ、わからないかも。何十分とか時間で言わないと」
 女性のりん☆さんも同調しているけど、待ってる時間なんて、まあ考えている以上に長く感じるものだろう。



『謎の中国人リーちゃんとは?』 No.13

 スマイルハウスのレストランで昼食後、みんなして街をぶらぶら。りん☆さんと私は、翌日のダイビングの予約もする。
 すると、焼丸さんがまつまつさんを連れて戻ってくる。先に宿へ帰ってるから、と去った焼丸さんが、偶然ユーフォリアで出会ったらしい。
 まつまつさんが謎の中国女性と言っていた女の娘を紹介する。
「ニーハオ」と、挨拶する彼女。
「あ、まつまつさんの友達ね。どーも、はじめまして、たかです」と、握手。
「たかさん、彼女、じつは日本人なんですよ。中国人ってのはウソ……」
「あ、そうなのー。じゃあ日本語ばっちりじゃん。よろしく!」
 あまり驚いた様子でもないから、まつまつさんはちょっと失望したみたい。もう少し驚いて、キスの挨拶でもしたほうが面白かったかもしれない。



『遙かなるワールドリゾート!』 No.14

 一度解散してから、りん☆さんの部屋へ遊びにいく。それにしても、ワールドリゾートは遠い。ビーチ沿いをトップレスの女性を眺めながら歩いたにも関わらず嫌になるほどだ。地図の距離感なんて全くアテにならない。
 さきに焼丸&SEA GULLさんの部屋へ寄ってみるがいない。りん☆さんの部屋を探そうと振り返ると、そこに二人が立っていた。ビーチで泳いでいて、ずっと私のあとを付けてきたそうだ。三人でりん☆さんの部屋を探してお邪魔。ワールドリゾートは部屋を探すのにも一苦労。バンガローの部屋番号の割り振りがわかりにくい。
 焼丸&SEA GULLさんはシャワーを浴びるため、すぐに自分の部屋へ戻る。私はりん☆さんと、うだうだ喋ってすごす。だいぶ経ってから、りん☆さんと二人で焼丸さんたちの部屋を訪ねたら、もう留守だった。ナトンへ遊びに行ったらしい。
 それから、りん☆さんと別れ、サムイカート、バッファローファイティング、スーパーマーケットなどに寄って、宿へ戻りプールで遊ぶ。



『夜のチャウエンへ!』 No.15

 夕方6時にユーフォリアのロビーへ再集合。迷子隊は用があるとのことで、彼女たちを除く、焼丸、SEA GULL、りん☆、まつまつ、リー、そして私の六名で夕食へ出かける。ボプットで食べるのも芸がない、ということで、テンソウをチャータして、サムイで最も栄えたリゾート「チャウエン」へ。料金は150バーツ。六人いれば、乗り合いするよりも断然お得だ。
 日も暮れたチャウエンのメイン通りを散策。とても華やかな場所だ。土産屋とかを冷やかしながら、レストランを探す。店先の水槽には、一般的な食材のエビ、カニ、魚、貝のほか、カブトガニやカメもうごめいている。
IMAGE-DATA  すこし奮発して、やや高級そうなレストランに落ち着く。いつもの如く、注文してから食事が出るまでには、かなりの時間を要する。その合間にも、ドリンク片手に話に華が咲く。大勢の仲間で食べるいいところは、わいわい喋りながら楽しく食事ができることだ。それに加え、いろんなものを分けながら少しずつ試せることにもある。それぞれの料理を味見しながら、長く賑やかな食事がつづく。
 夕食後、脇道へ入って、両側のピンクバーの女性たちの誘いを振り切り、奥にある大きなバーへ。音楽が騒がしくて両端同志はあまりよく声が通らないけれど、話題が二手に別れるような感じで随分と盛り上がる。
 11時過ぎにお開き。まつまつさんと二人でバーを飲み歩こう、という話も出るが、最終日のバンコクに期待をはせて、みんなと一緒にテンソウをチャータ、各人の宿へと戻る。




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