【南米南西部旅行報告2(観光ポイント/抜粋)】


●イースター島
 航空券が高くて、物価も高い。観光にも不便。だが、とても良かった。私はサンティアゴの空港で、日本の半額でチケットを入手(ランチリの正規割引運賃)。現地では、オフロードバイクで島内を巡った。雨期ならばぬかるんでいるから、バイクでまわるにはややテクが必要かも。青い海、火山、大平原、岬、丘、ビーチなど、遺跡や博物館だけでなく、素晴らしい景色も楽しめる。

●アタカマ砂漠
 土漠をメインに様々な姿を見せてくれる。途中の街に寄りながら移動。

●チュキカマタ
 ここにある世界最大の露天掘りの銅山は圧巻。巨大な重機や採掘現場、工場の設備などは、さすが目を見張るものがある。

●サン・ペドロ・デ・アタカマ
 この村は素朴でいい。赤い土レンガの家並み、村の人々の暮らしぶりを眺めて歩く。アンデスの山々も望める。近郊には見どころもたくさんあって訪れる旅人も多い。

●カラマ〜ウユニの鉄道
 この一昼夜かけた移動は、アンデス越えの醍醐味が味わえ、風景も素晴らしい。しかし、半端じゃなく寒い。寝袋を持参していないと間違いなく泣きをみる。Tシャツ、長袖シャツ2枚、トレーナー、スキー用のジャンパーを着込んだが、震えが止まらないくらい。ありったけのTシャツをトレーナーの下に詰め込んで、なんとか気力で持ちこたえた。体を温めようと運動をするが、高地のため、息切れ、動悸、めまい、呼吸困難なんかで、やぶへび。道中には、砂漠、火山、アンデスの山々、塩湖などが楽しめる。

●ウユニ(4日間のアンデス探索)
 この旅行のハイライトといっても過言ではない。最高で標高五千メートルにまで達した。水平線まで見渡せる真っ白なウユニ塩湖、現地の素朴な村々、美しい湖、フラミンゴの群れ、間欠泉、高山温泉、赤い湖、そしてアンデスの峰々。この体験は言葉では語り尽くせない。

●ポトシ
 標高4070m。世界で最も高い位置にある都市らしい(ほんまかいな?)。この街の特徴はなんとも言えないが、私はけっこう気に入った。ただ、さすがに標高が高く、坂も多いため、徘徊するには骨が折れる。

●ラパス
 この街は活気があって好き。やはり坂が多いけれど、博物館巡りや街の散策を楽しんだ。月の谷、6402mのイリマニ山を背にしたすり鉢状の街の様相は絶景!

●ティワナコ遺跡
 語れば長くなるので詳細は割愛。遺跡に興味のある人は必見! 道中の景色も素晴らしく、雪を頂くアンデスの峰々も望める。

●コパカバーナ
 ボリビア側のチチカカ湖畔の街。大勢の人が訪れ、ややリゾートっぽい感じ。私には道中のチチカカ湖の車窓の風景のほうが印象的。水平線が望める蒼く澄んだ美しいチチカカ湖。ペルー側よりもいいと思う。

●プーノ
 ペルー側のチチカカ湖畔の街。なかなか居心地がいい。街の散策が面白く、丘へ登ればプーノの街やチチカカ湖の眺望も楽しめる。

●ウロス島
 ウル族が暮らすトトラ(アシ)で造られた浮島。上陸するとふわふわした感じ。まさに浮いているのを実感できる。また、バルサというアシの小舟も楽しめた。やや観光ずれしている感もあるが、現地の人の暮らしぶりも垣間見れる。

●タキーレ島
 ケチュア族のこの島は、とても美しくチチカカ湖の風景にもマッチ。石垣の素朴な集落といった雰囲気。険しい山道を徘徊し、自然と人々の営みを堪能した。高山病の人には五百段以上もある石段の登りはきついかもしれない。

●シユスタニ遺跡
 丘のうえに、プレ・インカからインカ時代にかけての石塔や石組みがたくさん残されている。なによりも周囲の風景がいい。とくに蒼く美しいウマヨ湖を見おろす景色は格別。

●プーノ〜アレキパの鉄道
 鉄道の世界最高地点4470mを通過するアンデス越えのルート。当然、窓ガラスが凍りつくほど冷えるが、毛布を貸してくれるし、暖房も効いているので快適。惜しむべきは夜行しかないところ。私の場合、列車が遅れたせいで、後半、アンデスの風景も堪能できた。

●アレキパ
 コロニアルな雰囲気が漂う白く美しい街並み。雪を頂く六千メートル級のミスティ山やチャチャニ山が背景として美しさを一層際立たせてくれる。カテドラルやアルマス広場を取り囲む建物も洗練されている。特筆すべきは、サンタ・カタリナ修道院。その内部に感動。

●ナスカ地上絵
 遊覧飛行は期待を裏切ることなく楽しませてくれた。空からだけでなく、ミラ・ドールへ行って、地上からも壮大な地上絵を満喫。博物館や近郊のパレドネス遺跡、水路などもしっかり見学した。

●リマ
 なかなか楽しめる街。教会や博物館を巡り、街を徘徊。現地の人と仲良くなって、ドライブや郊外散策も楽しんだ。以前に比べて治安は良くなっているように感じられた。


 南米南西部旅行報告 おわり


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