【オーロラ旅行報告】



 2001年2月8日(木)から13日(火)の6日間で、WTCメンバーのなごみさんやISSHYさんと、カナダのイエローナイフでオーロラを観てきた。
 みんなそれぞれ、現地集合、現地解散で、スケジュールも前後していたが、私となごみさんは5日間、なごみさんとISSHYさんは4日間、うち3日間は三人で一緒に過ごせた。事前にみんなで協力して、イエローナイフの宿や現地ツアーの調査、予約などができて、かなり助かる面も多かった。

 イエローナイフ行き航空券は、発券リミットのぎりぎり2時間前にウエイティングしていたものが取れて、なんとか間一髪で間に合った。
 飛行機は、往路も帰路もディレイ&オーバーブック&他社便振り替えなどで、途中のスケジュールこそぼろぼろだったものの、出発と最終目的地到着は往復ともにほぼ定刻で、アップグレードもあったりして、ツいているのかツいていないのかよくわからない状況だった。

 天候は、曇りの時間帯こそ若干あったものの概ね良好。気温のほうもマイナス25度から35度程度で、現地としてはそれほど低いものではなかった。
 しかし、無風であっても肌を露出しているのはままならず、髪や睫毛、鼻の穴がすぐに凍りついて、バナナで釘が打てる状態だった。微風や歩くときの僅かな風の動きでさえ、肌をさらしている部分には痛みを感じるほどだった。スノーモービルはフルフェイスのヘルメットがあるので短時間ならば耐えられるが、犬ゾリの場合はフェイスマスクやマフラーで防護しても辛いものがあった。とくに、頬、眼の周囲、手袋を外したときの指が難関で、なかには足の指先、体全体が冷たいと言っている人もいた。

 宿は、イエローナイフ郊外(オールドタウン)の氷湖の畔にあるB&B。とてもフレンドリーで居心地が良く、手作りのパンや朝食も抜群に美味しい。キッチンや冷蔵庫も使うことができ、飲物も無料で飲むことができる。ツインで70カナダドル、シングルで60カナダドルとリーズナブルで、空港からの無料ピックアップもしてくれる。スノーモービルやカンジキ、スノーブーツなども無料で貸してくれるのがとてもありがたい。
 目の前の氷湖からはオーロラもよく観れて最高の宿だった。オーロラ観賞ツアーから戻ったあとも、毎晩4時くらいまで広いリビングで喋りながらオーロラを探し、湖上へ出てはオーロラを眺めていた。たんにオーロラを観賞するだけならば、高いオーロラ観賞ツアーに参加しなくてもここから観ているだけで充分かもしれない。

 さて、肝心のオーロラ観賞のほうは遭遇率は一応100%だった。しかも、3日目にはとても素晴らしいオーロラと巡り合うことができた。

第1日目:○
 比較的濃い小さめのオーロラが散見された。緑色っぽいものもあった。

第2日目:○
 ちょっと薄かったものの空一杯に広がるオーロラがじっくり観れた。刻一刻と形を変えながら流れる様は感動もの。緑色のオーロラもあった。

第3日目:◎
 空一面に流れる緑色に輝くオーロラに圧倒される。とくに頭上で渦巻くオーロラは、その姿形を目まぐるしく変化させ、虹のような紅色へと変貌。光の粒子が降り注ぐように激しく波打つ様相は圧巻。はじめは狂喜乱舞して口々に叫んでいたが、最後は感動のあまり無言で呆然と観入ってしまう。現地のガイドさん曰く、今シーズンで3本の指に入るほどの素晴らしいオーロラだったらしい。

第4日目:△
 晴天だったわりに辛うじて薄い白っぽいオーロラが観れた程度。これまでに凄いオーロラを観てきたせいか、それほど感動するには至らなかった。

 そのほか、イエローナイフ市内観光、犬ゾリ(現地ツアー)、スノーモービル、カンジキでの氷湖散策、オーロラビレッジ(現地ツアー)、犬ゾリオーロラ(現地ツアー)などを楽しんだ。それと、現地名物でもあるカリブー(トナカイ系)の肉料理やホワイトフィッシュ(鱈系)、アークチャー(鮭系)の魚料理も味わった。



 オーロラ旅行報告 おわり


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