【ブータン旅行報告】
２０００年１０月７日（土）から１６日（月）の１０日間で、タイ、インド、ブータンを巡ってきた。インド、ブータンでは、TSUJIちゃん、福泉ちゃんのＷＴＣメンバーと一緒に旅して、タイでは日程も違うので別行動をとった。
ブータンの旅行費用はかなり高くついた（一泊当たり２００ドル：三名以上でのブータン公式費用：ガイド、ドライバー、車、宿、食事、観光料など、全て込みで自由にアレンジ可能）。現地費用は、インドとブータンで三千円（ボストンバッグ、土産用切手など込み）、行きと帰りのタイで一万円程度（ザック、サンダルなど込み）。いつもと違って少し買い物をしたわりに意外と安く上がった。
行きの機内では三十歳のけっこういい女性と知り合って、ずっと酒を飲んで喋りながら楽しく過ごした。インドのアッサムの話で盛り上がり、今回はスコータイへ行くってことでいろいろと教えてあげた。彼女は平日は普通の仕事をしながら、週末は明け方まで六本木のバーで働いているらしい。
タイのドンムアン空港到着後、彼女を見送ってから、馴染みのＧＨ（空港から歩いて五分で２００バーツ：ダブルのシングルユース）で酔っぱらったまま爆睡。
カルカッタではマザー・テレサのお墓参りに。むかしこの地で運良くテレサに会うことができて再会の約束もしていた。その誓いももう守れなくなったけど、彼女の墓前に祈ることで約束を果たした気持ちになる。
ここから本格的に旅を開始。カルカッタの喧騒を後にして、西ベンガル、ダージリンの麓から、茶摘みをするサリー姿の女性たちを眺めながら、左方にシッキム、右前方にアッサムを望み、陸路ブータン入り。インドとブータンの文化が交差する国境の街プンツォリンを堪能。標高２００ｍから標高３０００ｍ超の峠を一気に越え、首都ティンプーを目指す。気候、風景、文化はがらりと変わり、この後４日間ほど、寺院、家屋、民族、文化、自然、料理……など等、ブータン各地を満喫してまわった。
ドゥルック・エアー（ロイヤルブータン航空）で、遠くヒマラヤを望みながら、雲から頭を出すブータンの山々を越えて、ベンガルの大平原へ。
ドンムアン空港到着後、バスで夜も更けたカオサンへ。カオサンへ来るのも随分と久しぶりだが、相変わらず深夜まで大勢の旅人で賑わっていた。適当に宿を決め（１４０バーツ：ダブルのシングルユース）、ストリートを一通りうろうろ。夜も遅いので、屋台で腹ごしらえをして速攻で寝る。
翌朝、バスで４時間かけて、ホア・ヒンというビーチリゾートへ。海上へ張り出した良さげなＧＨ（２５０バーツ：ダブルのシングルユース）に宿をとる。近場なので海の綺麗
さはそれなりだが、ビーチはとても美しい。このビーチと高級ホテルのプールで３日ほど過ごす。
日本ではあまり知られていないリゾートかもしれないが、けっこうにぎやかでありながら落ち着ける場所。夜になると、ピンクバー、オカマバー、ショーやムエタイなども楽しめる。ナイトマーケットなんかも有名でシーフードとかいろいろ充実している。
知り合った地元の女のコと一日ビーチで遊んだりもした。バーで仲良くなったコが「連れ出して」というので、「エッチはしない」と答えると、「マッサージもできる」と彼女。「バーへの２００バーツだけで、自分（彼女）へはべつにはいらない」とのこと。連れ出されるだけでも、そのぶん店から報酬がもらえるので、ふっかけたり粘ったりして空振りに終わるよりも、気に入った客にさっさと連れ出してもらうほうが楽でいいのかもしれない。
マッサージ２時間なら２００バーツ出してもいいと思えたから連れ出してあげる。このテのコはみんなマッサージも上手いので至福の時が味わえた。「明日、街を案内してあげる」と誘われるが、「ビーチでのんびりしたい」と答えると、「わたし、一緒に行ってもいい？」と彼女。彼女は泊まりたいとも言うが、店のコは素性もはっきりしているから悪さをされる危険性も少ないけど、一人でゆっくり眠りたかったので、明朝の待ち合わせにして帰ってもらう。そんなわけで、一緒にビーチで過ごすことになったのだ。途中、２時間くらい彼女の友人も遊びにきて、みんなで渚で戯れた。
お昼にホア・ヒンの宿をチェックアウト。王室待合所で有名な鉄道駅を見物したのち、バンコクまで戻る。夕方、再びカオサンに宿をとり、周辺をうろつき、新しいザックとサンダルをＧＥＴ。深夜まで遊び歩く。翌早朝、ミニバスでドンムアン空港へ。そのまま帰途に着いた。
ブータン旅行報告 おわり