【中国(海南省)旅行概況】  2008年10月9日(木)から14日(火)の3連休を含めた6日間の日程 にて、初めての中国は海南島(海南省)へ訪れた。  いつもの如く往路は午後ぎりぎりまで仕事をこなしてから成田空港へ直行した ため、6日間の旅行ではあったが休暇は2日で済ませることができた。  航空券はノースウエスト航空(NW)と中国南方航空(CZ)のジョイント特 典無料券。成田発にて往復ともに広州で乗り継ぎの三亜in、海口outの無料 券をNWの2万マイルにて発券した。  NWの無料券は9月中旬の発券分より燃油サーチャージが必要となったが、こ の無料券の発券時点ではまだ不要だったため大いに助かった。とは言え、いま旅 行者を非常に苦しめている高額なサーチャージとは異なり、NWの無料券もサー チャージは必要となったが、有料券のサーチャージに比べて半額以下で済むので、 今後もまだまだ使い甲斐はあるだろう。  往路は職場から成田空港へ直行、広州には深夜到着だったため空港で夜を明か して翌朝そのまま海南島へと飛んだ。帰路も広州が雨模様だったため、空港近く にある前回使った安宿まで行くのはやめて、空港で夜を明かしてから翌朝帰途に 着いた。  広州白雲空港はラウンジで夜を明かすことができず、空港の椅子もベンチシー トとして使えないので寝にくいが、私は豪華なソファーベッドが使える場所を知 っているおかげで、いつものように快適に眠ることができた。  広州行きのNW便では音響機器に不具合があったため、フライトアテンダント に伝えて説明したのだが、クレームしたわけでもないのにNW1500マイルの クーポンがもらえたうえ、シャンパンも無料でサービスしてくれた。  NWからは、8月の北京便で2000マイル、10月の広州便で1500マイ ル、と二度続けてマイルがもらえて予期せぬラッキーだった。どちらも無料券だ ったのでなおさら得した気分。米系エアラインはこういったサービスがけっこう 良くて対応も早いように思える。日系やアジア系ではなかなかこんな具合に対応 してくれない。現場の管理者や担当者に裁量権がなさすぎるし、口先だけの対応 に終始することが多い気がする。  為替レートは、1元=約14.7円、1ドル=約99円。  今回の旅で使った現地総費用は約400元(約6千円)。一日当たりにすれば ほぼ千円と、最近の中国旅行の傾向と中国の現状から鑑みれば、それなりに安く 旅行できたように思う。  予想よりも宿や物価が高くなく、長距離の移動も少なく、中国でありがちな破 格の観光料の出費がなかったおかげだろう。食事こそやや豪華にいった夜もあっ たが、忙しく動きまわっていたせいで朝食や昼食の出費は少なく、ドリンク類を ラウンジで調達したもので全てまかなえたのも若干影響しているかもしれない。 狙っていたわけではないが、往復ともに広州の空港で夜を明かしたのは、あとか ら考えればかなり大きな要因だったとも言える。  こんな感じで、いろんな複合的な要素が混在するものの、リゾートという側面 もあるわりに、考えていたよりもわりとリーズナブルに旅行できた気がする。  ホテルは、安宿ではなく普通の宿で40〜50元(お湯シャワー&トイレ、T V、AC等が付いている標準間の値段交渉後の料金)。今回は不思議とツインル ームには当たらず、いずれもダブルのシングルユースとなった。  肝心の旅行内容はといえば、周辺のいろんな村々へも訪れたが、主たる旅行ル ートとしては、三亜〜文昌〜昌酒〜海口。島内の移動はすべてバスを利用した。  海南島では昨年、島の西廻りで「三亜=海口」間の鉄道が全面開通。私も開通 間もないこの新しい路線に乗ってみたかったが、今回の旅の行程上(島の東側を 巡った)、鉄道の利用は叶わなかった。  一般的に海南島は「東洋のハワイ」とも呼ばれる中国の美しいリゾートとして 有名だが、じつは少数民族の宝庫でもある。今回の旅では、綺麗なビーチが点在 する三亜のリゾート地(ダイビングも可能)で過ごしたのは3時間程度で、三亜 から奥地に入った少数民族の村々を主目的に巡った。  そのほか、海南島では宋姉妹(三女の美齢/蒋介石の妻、次女の慶齢/孫文の 妻、長女の靄齢/偉い人だが誰の妻だか忘れた)は他所にも増してメジャーであ り、宋氏の起源である昌酒へも寄ってみた。  訪れた街や村々ではどこもいろいろと徘徊して楽しんだ。素朴な村々は様々な ものと触れ合えてとても良かったが、三亜の街もいろいろ楽しめて居心地も良く 気に入った。海口のほうは街歩きを楽しむには大きくてちょっと都会過ぎる感が あった。  といった感じで、ダイビングやリゾートは満喫できなかったが、6日間ながら いろんな土地を巡って、なかなか充実した海南島の旅だった。                      中国(海南省)旅行概況 おわり