【マブール旅行概況】WTCミニオフ  7月の3連休を含めた2008年7月17日(木)から22日(火)の6日間 の日程にて、マレーシアはボルネオ沖にある小島マブール&シパダンへダイビン グ旅行に行ってきた。  今回の旅行は世界旅行クラブ(WTC)のガガちゃんと1年以上も前から企画 したWTCミニオフだったが、マブール島でのリゾートとダイビングをはじめ、 ダイバーズパラダイスとの呼び声も高いシパダン島でのダイビングも満喫するこ とができた。  航空券はマレーシア航空(MH)の無料券。成田〜コタキナバル〜タワウ〜コ タキナバル〜クアラルンプール〜成田の5区間をノースウエスト航空(NW)の 2万マイルにて発券した。ほぼ1年前の予約開始と同時に二人それぞれに無料券 を確保した。  マイルを使った特典旅行ではあるが、成田空港でのチェックイン時に3万8千 円もの高額な燃油サーチャージを徴収されてしまった。マレーシア航空は無料券 でも空港にてサーチャージを徴収するのを知っているので、近年は極力利用を控 えていた。今回はマブールへ行くために敢えて使ったわけだが、さすがに約1年 前の発券時点ではここまで高騰するとは思っていなかった。  わたしは2004年の9月にシパダン島に滞在して、3泊4日で18本のシパ ダンダイビングを堪能した。しかし、同年の年末にてシパダン島の各リゾートは 閉鎖に追いやられ、世界屈指のダイビングポイントであるシパダン海域で潜るに は、現在では周辺のリゾートなどに滞在して遠征しなければならないうえ、入域 制限まであるため、シパダンを思う存分ダイビングするのはなかなか困難な状況 になってしまっている。  ということで、今回の旅行ではお初となるマブール島に滞在して、マブールで ダイビングとリゾートを楽しむとともに、シパダンへの再チャレンジも実現させ ることにした。3泊4日の滞在にてダイビングは合計9本だったが、うち4本を シパダンで潜ることができた。  久々のシパダンだったが、島の状況はかなり変わっていたものの、海の素晴ら しさは期待を裏切らなかった。眼前を垂直に降下するバラクーダの群れ、渦巻く ギンガメの巨群、無数のウミガメ、回遊する大型のサメやマグロ、等など、シパ ダンで潜れたのはわずか4本ではあったが、ダイビングの醍醐味を大いに味わう ことができた。  滞在したマブール島のリゾートにも大満足。男同士で行くには勿体ないくらい で、わたしにとっては良すぎるほどだった。とても施設が整っていて、エアコン やホットシャワーはもちろん、無料インターネット、芝生の庭に椰子や花々、バ ー付きのプールまで完備されていた。一般的な人がイメージするメジャーなリゾ ートならば当たり前のようにも思えるかもしれないが、この周辺の離島のリゾー トではプールまであるのはここくらいだろう。  中級クラスのなかで最も良さそうでリーズナブルに思えたリゾートをディスカ ウント交渉して直接手配。いろいろと迷いもしたが、決め手となったのは「プー ル付き」だったような覚えがある。やはりこれが大正解で、わたしもガガちゃん もダイビング以外の多くの時間をゆったりプールで過ごすことができて、予想を 上まわる効用があった。  それから特筆すべきが料理の数々。この周辺のリゾートは食べ放題の全食付き が標準であり、料理の味付けや調理方法もここだけが特別だとは思わなかったが、 食材がわたしには嬉しかった。肉、魚、野菜の各種料理だけではなく、海老や蟹 をふんだんに使った料理とスープがとくに旨くて良かった。  さらに最高だったのが最終日の夜のバーベキューディナー。レストランにある テーブル等の施設一式を海辺の中庭へと移して、花々や電飾とともにセッティン グ。いつもの料理に加えて、牛肉(串焼きのサテー)、鶏肉(手羽のBBQ)、 羊肉(スペアリブ)、魚(丸ごとグリル)、海老(串の塩焼き)など、目の前で 焼いたBBQの数々。特設のステージでは、民族舞踊、趣向を凝らしたゲームな んかもあり、最後にみんなで歌った「シパダンの歌」はわたしも以前のシパダン 滞在で歌ったこともあって懐かしく思い出された。  そのほか、シュノーケリングを楽しんだり、島内一周の散策をしたり、集落を 訪れたりもした。マブール島はシパダン島と違って地元の普通の人たちも暮らし ているため、リゾートや美しい島と海だけではなく、そういった営みにも触れる ことができた。  といった感じで、想定を超える高額な燃油サーチャージに、リゾート&ダイビ ング三昧と、わたしにしてはちょっと散財となってしまったが、そのぶん豪華で 大満足な旅行を楽しむことができた。                         マブール旅行概況 おわり